フローティングとはアグレッサーに対してコールする行為のことです。
フローティングの具体例
6人テーブルでMP1が3BBにレイズ、BTNがコール、ヘッズアップになりフロップが開きました。
MP1がCBを打ちました。
これにコールすることを一般的にフローティング(フロート)と言います。
フローティングは、頻繁にCBをうつプレイヤーや、負けている(と判断した)ハンドを降りることができるプレイヤーに行います。
例
6人テーブルでBTNで55が配られました。
MP1が3BBにレイズ→BTNコールで他は全てフォールド
フロップ:
MP1ベット5BB→BTNコール
ターン:
MP1チェック→BTN10BBベット→MP1フォールド
ターンでのMP1のチェックは明らかに弱みを表しています。MP1のハンドはAK、AQ、TTなどのの可能性があります。
MP1の心境からしてみれば、フロップでのCBにコールされた時点で自分のハンドがベストハンドではないのではないかと疑います。そしてターンはMP1にとってなんの助けにもなりませんでした。
MP1のチェックにBTNは自分のハンドが何であるかに関係なくベットできます。
アグレッサーがセカンドバレルをうってきた場合
上記の例でターンでもMP1がベット(セカンドバレル:2回目のCB)してきた場合。これをコールするのもフローティングと言えます。リバーでサードバレルを打つプレイヤーもいますが、ほとんどの場合リバーでMP1はチェックでまわすでしょう。それに対しBTNはベット。MP1がマージナルハンドであれば降ろせます。
チェックレイズされた場合
MP1のターンでのチェック→BTNベット→MP1チェックレイズ、などです。
これはフローティングを利用し、罠にはめられたパターンです。相手にはトップペア以上のハンドが入っている場合がほとんどだと思われますから、フォールドしましょう。
フローティングのメリットは、相手にハンドを読まれにくいことにあります。
ポジションがあるプレイヤーのコールは、ドローを引きにいっている可能性もありますし、トップヒットの可能性もありますし、ナッツの可能性もあるのです。
ボードにヒットしなかったアグレッサーは、そのようなプレイヤーに対して何度もCBを打てないのが普通です。
相手が弱みを見せた瞬間にポットを奪い去ります。ポジションを最大限に活用したプレイと言えるでしょう。
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