ブロッカー

ブロッカーとは、自分の持っているハンドによって、相手が持ち得るハンドのレンジを狭める(ブロックする)という意味で使われます。

ブロッカーの概念

例えば、AAというハンドはAsAhAsAdAsAcAhAdAhAcAdAcと、全部で6種類の組み合わせ、6コンボ存在します。

同じ数え方で、ハンドごとのコンボ数は以下の通りです。

  • ポケットペア:6コンボ
  • AKなど(ポケットペア以外):16コンボ
  • AKsなど(スーテッド):4コンボ
  • AKoなど(オフスート):12コンボ

相手がAAやKKといったプレミアハンドを持ち得る場合、コンボ数はAAが6コンボ+KKが6コンボ=計12コンボとなります。

もし、あなたのハンドがAsKsだった場合、相手がプレミアハンドであるAAかKKを持ち得る確率は、あなたがAsKsをおさえているため、それぞれ3コンボずつに減少し、合計6コンボとなります。

つまり、相手のプレミアハンドの持っている可能性を、あなたのAsKsロックしていることになります。

ブロッカーの使い方

ブロッカーという考え方は、相手のハンドレンジを想定する際の持ち得る可能性の調整で使われます。

プリフロップでのレンジ調整

UTGが3BBにレイズ、あなたがBTNからAsKsで9BBに3ベットUTGが25BBに4ベット

よくあるシチュエーションです。

相手は多少ルースなプレイをするプレイヤーであった場合、相手のハンドはTT+、AQ+であると考えられます。ただし、あなたはAsKsを持っているため、相手のAA、KK、AK、AQを持ち得るコンボ数をブロックしています。よって、TT~QQである可能性を高めています。

スタックがディープで、かつあなたの5ベットに対して、TT、JJ、QQ、AKをフォールドするプレイヤーであれば5ベットした際に降ろせる可能性は高いでしょう。

相手のAA、KK、AK、AQをブロックしているということが、AKによるプリフロッププッシュを正当化させる理由の一つになっています。

ブラフキャッチでのレンジ調整

UTGが3BBにレイズ、あなたは9s9hを持ちBTNからコール、それ以外はフォールド

フロップ:Th8c2h

BBベット4BB→あなたはコール。(pot 17BB)

ターン2s

BBベット10BB→あなたコール。(pot 37BB)

リバー5s

BBベット25BB→あなた・・・

相手はサードバレルを打ち、一貫して強さを主張しています。さてあなたのアクションは何が正解でしょうか?

このサードバレルは、相手のハンドがいわゆるポラライズされているといえます。

TIPS ポラライズ
両極端という意味で、相手のハンドが、非常に強いかブラフかの極端なレンジになっていることを意味します。相手のハンドが微妙なものであれば、リバーチェックすると思われるため、リバーベットバリューベットブラフかの2択になっていることが多いのです。

相手はUTGからレイズしているため、上位20%のレンジだと想定した場合、

  • 相手のハンドが強い=バリューレンジ=AA、KK、QQ、TT、88、など
  • 相手のハンドが弱い=ブラフレンジ=Ahxh、J9、97、など

上記のどちらかである可能性が濃厚です。

さてここでブロッカーの考え方を使います。あなたの9s9hは、ハートを持っているため、相手のフラッシュドロー(Ah9hやKh9hなど)をブロックしています。また、相手がオープンエンドとなるJ9や97をブロックしています。逆に、バリューレンジとなるAA、KK、QQ、TT、88、といったハンドをブロックしていません。

よって、バリューレンジを持っている可能性は高く、逆にブラフレンジを持っている可能性を下げています。つまり、強いハンドを持ち得る可能性が高い、という考え方になります。よってフォールドします。

逆に同じシチュエーションであなたが6s6cを持っていた場合はどうでしょう?

相手のブラフレンジであるxhxhやJ9、97をブロックしていません。よってブラフレンジを持ち得る可能性をあげているので、コールブラフキャッチ)が可能です。

9s9h6s6cを比較した場合、当然9s9hのほうが強いですが、このシチュエーションでコールに適しているのは6s6cなのです。

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