ポーカーは5枚のカードで役を作り、他のプレイヤーと勝負します。
テキサスホールデムは、フロップポーカーの一種で、フロップポーカーは、テーブルにコミュニティカードと呼ばれる、参加者全員が自分のハンドとして使える共通のカードがあるのが特徴です。
プレイヤーは、ディーラーから最初に配られた2枚のホールカード(伏せられたカード)と、ボードに開かれた5枚のコミュニティカード、計7枚のカードから最強になるように抜き出した5枚のカードでハンドを作ります。ホールカードを使わずに、ボードの5枚でハンドを作っても問題ありません。
まず6人でのプレイを想定して解説していきます。(テキサスホールデムは、2~10人によってプレイされます)
ゲームの手順
席につく
プレイヤーはテーブルを囲んで座ります。
席順は、カジノであれば空いているところに自由に座れたりしますが、トーナメントや、身内でプレイする場合は、席順を番号札やトランプで決めましょう(トーナメントとキャッシュゲームの違いは別の章で)。誰の隣になるかというのは、テキサスホールデムにおいて非常に大事なので、公平を期す場合は、くじびき形式で決めるのがよいと思います。
ディーラーボタンの位置を決める
席順が決まったら、次にディーラーボタンの場所を決めます。
ディーラーボタンは、丸くチップよりも少し大きな形の円盤状のもので、「DEALER」と書かれているのが一般的です。ディーラーボタンは、なんでも最後にアクション、選択できるポジションのことで、最もよいポジションを意味します。カードを配るディーラーとは別なので注意が必要です。明確に区別するために、一般的にはディーラーボタンのことを、単に「ボタン(BTN)」と呼ぶことが多いです。
最初のボタンの位置は、ディーラー(カードを配る人)がプレイヤーに1枚ずつカードを配り、最も強いランクのカードの人になります。ボタンのプレイヤーが決まったら、カードを配り始めます。
※身内でプレイする場合、カードを配るディーラー役を固定するのもよいですが、ボタンの人がディーラー役もするといいでしょう。
カードを配る
テキサスホールデムでは、全てのアクションは時計回りに行われますので、配っていく順番も時計回りです。
配り始めるのは、ボタンが最後に配られるように、ボタンの左隣のプレイヤーから時計回りに配ります。このボタンの左隣のプレイヤーをスモールブラインド(SB)と言います。SBは、予め定められた額を先にテーブルで出しておく必要があります。これは強制ベットといい、SBの義務です。
SBの左隣をビッグブラインド(BB)といいます。BBもSBと同じく定められた額をテーブルに出しておく必要があります。この額はSBの2倍です。
この強制ベットを「ブラインド」といい、SB1ドル-BB2ドル、SB5ドル-BB10ドルのようにSBとBBの額は倍の差があるのが一般的です。(中にはSB2ドル-BB5ドルというのもあります)
今回はSB1ドル-BB2ドルのブラインドで解説します。
ブラインドの額が変わっても、ルールは基本的に同じです。SBから時計回りに1枚ずつ2周、一人に対し計2枚のカードを伏せて配ります。この2枚のカードを「ホールカード」といい、プレイヤー固有のカードとなります。各プレイヤーは他のプレイヤーに見られないように確認します。
配り終えた段階で、アクションを開始します。まだ2枚しか持っていないので、役を作ることはできません。(役を作るには5枚必要です)
第一ベッティングラウンド「プリフロップ」
このまだ2枚しかない状況でチップをかけ始めることに最初は違和感を覚えるかもしれません。まずは手元の2枚で、勝負するのか、降りるのか判断する必要があります。このホールカード2枚だけのラウンドを、「プリフロップ」といいます。
最初のアクションは、BBの左隣の人からスタートします。このBBの左隣をUTG(アンダーザ・ガン)と言い、最も悪いポジションと言われています。なぜなら、全プレイヤーの中で一番最初にアクションをする必要があるからです。なぜ最初にアクションをするのが損なのかは別の章で解説します。
プレイヤーのできるアクションは、以下のいずれかになります。
- フォールド(ダウン):ゲームから降りること。カードをディーラーに返します。
- チェック:パスのこと。1ドルも賭けず次のプレイヤーにアクションをまわします。
- コール:それまでにベッティングアクションがあった場合、同額を出すこと。
- ベット:チップを賭けること。それまでに誰も掛けていない場合にベットという。
- レイズ:それまでに誰かがベットしていた場合に、上乗せすること。
- リレイズ:それまでに誰かがレイズしていた場合に、さらに上乗せすること。
- リリレイズ:レイズに対してさらに上乗せすること。
リレイズもリリレイズも何回目のレイズなのかをわかりやすくするために言い方を変えてありますが、行為としては全てレイズです。2回目だろうと3回目だろうとう上乗せは上乗せです。レイズする場合、何回目であるかにかかわらず、プレイヤーは「レイズ」の発声で問題ありません。つまり「リリレイズ!」と言わなくても「レイズ!」で通じます。
プリフロップのアクションですが、上にも書きましたが、SB1ドル-BB2ドルがすでに強制ベットされた状態からスタートしているので、UTGのアクションは、フォールドするか、コールして2ドル出すか、レイズして上乗せするか、のいずれかになります。すでに2ドル賭けられている状態なので、チェックしてパスはできません。チェックは誰も1ドルも賭けていない場合にのみ可能です。
このように、プリフロップでは、ブラインド(今回は2ドル)に対して、フォールドするか、コールするか、レイズするかを選択することになります。
ポーカーには全員が支払う参加料がないため、このブラインドがないと、ずっとフォールドし続ければ、1ドルの損失もなく、永遠にゲームに参加し続けることができます。それを防ぐために、強制的にベットした状態を作りだしているのが、強制ベット(ブラインド)になります。
アクションはUTGから時計まわりに行っていき、ボタンまでいきます。これでSBからボタンまで、全員がフォールドかチップを賭けている状態ですが、SBとBBは強制的に賭けさせられている状態なので、フォールドやレイズする機会がありませんでした。そのため、プリフロップのみ、SB、BBにボタンの後にアクションの機会が設けられれいます。これを「オプション」と言います。
ディーラーボタンまで全員が2ドルを出してコールしている状態であれば、SBはすでに強制的に賭けさせられていた1ドルに、あと1ドル追加してコールするか、レイズして上乗せすることができます。もちろんフォールドしてもかまいません。
BBはすでに2ドル出しているので、このまま2ドルでプリフロのアクションを終える(チェック)か、上乗せのレイズかを選択することができます。
アクションは、参加者のベット額が同じ額で揃うまで続けられます。例えばBBが最後にオプションでレイズし、4ドルまで上げた場合、すでに2ドルを出していたUTGから4ドルにコールするか、フォールドするか、レイズするか、また時計まわりにアクションをしていきます。
UTGから3人がフォールド、ボタンとSBが4ドルにコールしたとしましょう。これで参加者は4ドルのベット額で揃いましたので、プリフロップのアクションは終了です。ディーラーはテーブルに出されたチップを一箇所に集めます。このチップの山をポット(pot)と言います。
現在3人全員が4ドル出し、フォールドした3人の最初に出していた2ドルを合計して、ポットには18ドルあります。一度ポットにいれたチップは、ゲームに勝たなければもう戻ってはきませんので、フォールドしたプレイヤーは2ドル捨てたことになります。
第二ベッティングラウンド「フロップ」
プリフロップが終了すると、第二ベッティングラウンド「フロップ」が開始します。
ディーラーはカードの山の一番上の1枚を捨て(バーンカード)ます。これはカードに傷やマークがついており、プレイヤーに次に何が出てくるか知られてしまうのを防ぐためです。
1枚捨てたら、次のカードから3枚連続してボードにオープンします。この3枚開いた状態を「フロップ」といます。
これで、プレイヤーは手元のホールカード2枚、フロップで開いたコミュニティカード3枚、計5枚のカードが自分のハンドとなり、ポーカーの原則である5枚でハンドを作る、という制約を満たし、現段階でのハンドが完成しました。
この状態で、SBから時計回りに順にまたアクションを開始します。
SB→BB→・・・BTNとアクションを行っていき、プリフロップと同じように、参加者の賭けたチップの額が同じになるまでまわります。
フロップ以降のアクションは基本的に以下のいずれかの状態になるまで続けられます。
- 全員がチェックでまわすチェックアラウンド(checked around)→全員次のラウンドへ
- 誰かがベット(またはレイズ)し、それに対し誰かがコールする。→同額まで賭けた人のみ次のラウンドへ
- 誰かがベット(またはレイズ)し、他の人が全員フォールドする→ベットした人の勝ち
それまで2枚だったハンドが、一気に5枚になり、プレイヤーは自分のハンドが強いのか弱いのか、ある程度この段階で決まることになります。テキサスホールデムは最後のラウンドまでいっても全部で7枚なので、5枚というのは、すでに全体の70%のカードは開いた状態になっているからです。
ここでベットやレイズができる人は、すでにハンドが強いか、次のラウンド以降でハンドが強くなる可能性が高い人です。強くなる可能性のないハンドの人は、フォールドすることになります。
誰かのベットに対し、他の5人が全員フォールドした場合、ベットした人の勝利となり、このゲームは終了です。
このように、自分以外の全員をフォールドさせることでもゲームに勝つことができます。その際、自分のハンドが実際に他のプレイヤーよりも強いか否かは問題ではありません。たとえ最弱のハンドであったとしても、全員降ろせば勝ちとなります。これがいわゆるブラフ(嘘)で勝つ方法になります。
全員チェックでまわるか、誰かのベット(またはレイズ)に対しコールが入り、参加者が2名以上残っている場合、同額まで出した人だけで次のラウンドにいきます。フォールドした人は次のラウンドには行けず、この時点で負けが確定します。フロップ以降も、チップの額が揃った段階で、テーブルに出されたチップはポットに入ります。
第三・第四ベッティングラウンド「ターン」「リバー」
次にボードに4枚目が開くラウンドを「ターン」、5枚目が開くラウンドを「リバー」と言います。ターンもこれまでと同じように、全員チェックでまわるか、ベット額が揃ったところで次のラウンド(リバー)に進みます。
リバー以降はもう新しくカードが追加されることはありません。リバーで、残った参加者全員チェックでまわるか、誰かのベット(またはレイズ)に対しコールが入り、同額がポットに入った段階で「ショーダウン」となります。
ショーダウンとは、プレイヤーが伏せて持っていた2枚を開いて、自分のハンドを公開し、相手プレイヤーと強さを比較することです。強いほうが勝ちとなり、弱いほうが負けです。複数人残っていた場合、最も強いハンドを持った人が勝者となります。テキサスホールデムは、ウィナーテイクオール方式です。つまり勝者の独り占めとなります。
ハンドの公開は、直前に積極的なベッティングアクションを行った人(アグレッサー)から時計まわりに公開していきます。つまりリバーで最後にレイズアクションをした人(他の人はコール)、いなければリバーで最初にベットした人(他の人はコール)、誰もベットせずにチェックでまわった場合はSBから時計まわりに公開していきます。
これは、「おれは強いんだぜ!」と主張した人に、「強いのなら最初にハンドを公開してください!」ということになります。
各プレイヤーの最終的なハンドは以下のようになります。
SBのハンド↓
BBのハンド↓
BTNのハンド↓
このゲームは、フルハウスを作ったボタン(BTN)の勝利となります。
次のゲームへ
1ゲームが終了すると、ボタンが1つ時計回りに、つまり前回SBだった人に移動します。このように、1ゲームずつボタンが移動することで、参加者全員が、順に全てのポジションを担当することになります。
厳密に言うと、ディーラーボタンが移動するのではなく、BBが移動することになります。BBは強制的にブラインドを支払うポジションなので、2回連続でBBをすることがないよう、確実にBBが順時計回りに移動していきます。席に誰かが増えた、減ったという変動があった場合、ディーラーボタンが2連続で続くとうことがありえますが、BBが2連続は絶対にありません。ただ、目印として目に見えてるのがディーラーボタンなので、わかりやすくボタンが移動する、という言い方をしています。
覚えておくべきルール
上記に出ていないルールの中で、覚えておくべきルールをいくつか記載しておきます。
ミニマムベット
賭けることができる最低ラインのことです。通常ブラインド(1BB=ビッグブラインド1つ分)がそれにあたります。上記ルール説明の例でいうと、SB=1ドル、BB=2ドルですので、2ドルが最低ベット額となります。
ミニマムレイズ
上乗する際の最低額のことです。誰かのベットに対してレイズする場合、ベット額の2倍以上にする必要があります。もし2ドルベットした人が自分より前にいた場合、レイズは合計4ドル以上にする必要があります。
また、レイズに対してリレイズする場合、上乗せされた額の倍以上をさらに上乗せすることができます。Aさん2ドルベット→Bさんレイズで4ドルにしていた場合、Bさんは2ドル上乗せしたことになりますから、ここでCさんがリレイズする場合は、この上乗せされていた額以上をさらに上乗せする必要があります。つまりこの場合2ドル以上を上乗せする必要があります。
もしAさん2ドルベット→Bさんレイズで8ドルにしていた場合、上乗せ額は6ドルなので、Cさんは8ドルに6ドルを足した14ドル以上にリレイズする必要があります。ベットに対するミニマムレイズはわかりやすいですが、レイズに対するリレイズのミニマムは少しややこしいです。とりあえず、現状の額の倍以上(この例でいうと8ドルから16ドルにする)にすれば問題はないので、最初はそのように覚えておいてもよいかもしれません。
引き分け、チョップ(Chop)
ショーダウンしてハンドの強さがまったく同じだった場合、チョップ(引き分け)となります。
その場合ポットにたまったチップは、引き分けた人数で等分されます。割り切れない場合、ポジションの悪い人(SBに最も近い人)に多めに支払われます。
また、SB、BB以外が全員フォールドした場合、SBとBBで話しあってプリフロップの段階でチョップにすることができますが、場所によっては認めていないところもあります。
オールイン
全チップを賭けることです。
次のラウンドに進むためには、現在賭けられている額と同額を出す必要がありますが、手元にあるチップが少ない場合、大きなベットに対し同額を出す(コール)ことができません。そういうときはオールインと宣言すれば、全チップを賭けることで、コールできる額を持っていなくても、ゲームに参加し続けることができます。そのかわり、自分が勝って得られるのは、自分が出した額までです。
サイドポット
誰かがオールインした場合でも、チップを潤沢に持ったプレイヤーが複数残っている場合は、ベッティングアクションを継続することができます。しかしオールインしたプレイヤーが勝利した場合に得れるチップは、自分が賭けた額までなため、それ以上に賭けられたチップは、サイドポットと呼ばれる、メインポットとは別のポットを作って管理します。
例えばプリフロップを5名が全員2ドル賭けてフロップに進み(現状ポット10ドル)、フロップでAが10ドルオールイン、2名がフォールドし、残りDとEはチップを潤沢に持っており、2人ともコールしたとします。この時点でポットは40ドル、一人(A)がオールイン、2名(D・E)がアクティブ(まだゲームに参加中)となります。アクティブが2名以上いるため、そのままターンに進みます。ここから先は、オールインしたAを除くDとEのベッティングアクションが行われますが、Aが勝った場合に得られるチップは、40ドルから増えません。ターン、リバーでDとEが賭けたチップはメインポットの横に作られるサイドポットに入れられます。最終的にサイドポットは60ドルになり、ベッティングアクションが全て終了した場合、3人がショーダウンして強さを競います。その結果によって各プレイヤーが得られるチップは
- A(オールイン)が最も強いハンドの場合
⇒メインポットの40ドルはAのものに、サイドポットの60ドルはDとEの強い方に - DorEが勝った場合
⇒チップ全て(100ドル)総取り
となります。
実戦編
上のルールを踏まえた上で例を紹介します。
6人テーブルであなたはBBです。レートはSB1ドルBB2ドルなので、2ドルをテーブルに出します。チップは全員100ドル持っています。
配られたハンドはでした。そこそこ強いハンドです。あなたの左隣のUTGからアクションです。
UTGフォールド→MPフォールド→CO(カットオフ)レイズメイクで6ドル→BTNコール→SBフォールド→あなたコール
※ポジションの呼び方についてはこちら
COはレイズしているので、いいハンドのようです。ボタンはコールしていますが、ポジションがよいため、あまり強くないハンドでもコールしそうです。あなたのハンドは強いですが、COの3BB(BBの3倍、ここでは6ドル)レイズに、リレイズ(さらに上乗せ)できるほど強くはありません。また、ポジションも、フロップ以降あなたから最初にアクションするため、非常に悪いポジションです。ここはコールでとどめておきます。
あなた、CO、ボタンの3名でフロップに進みます。ポットは19ドルになっています。
フロップ: ※この時点であなたのハンドはAA77Tの2ペアです。
Aがヒットしました。キッカーはTです。最高のボードではありませんが、それなりによいボードです。
SBはすでにダウンしているので、アクションはBBのあなたからです。
あなたチェック→COベット10ドル→ボタンフォールド→あなたコール
ボタンの人は、何もボードと絡まなかったようです。COはベットしてきました。Aか7を持っているのでしょうか?
あなた、COの2名でターンに進みます。ポットは39ドルになっています。
ターン: ※あなたのハンドはAA77Qになりました。
あなたのハンドはそれほど変化していません。引き続きツーペアです。
あなたベット25ドル→COレイズメイクで50ドル→あなたコール
COが牙をむいてきました。Qにヒットしたのでしょうか?それなら相手はQQ77Aのツーペアで、まだあなたが勝っています。
あなた、COの2名でリバーにいきます。ポットは139ドルになっています。
リバー ※あなたのハンドはAAA77のAフルハウスになりました。
このボード(A77QA)で、最も強いハンドは、A2枚をホールカードに持つ「Aクワッズ」です。しかしあなたは1枚Aを持っているので、相手がAを2枚を持っている可能性は0なので、Aクワッズは存在しません。次は77を持っていた場合の7クワッズです。その次に考えられるのはAとQを持っていてAAAQQのAフルハウスが、その次がAを持っているだけでできるAAA77となります。A7を持っていたとしても、できる最強のハンドはAAA77になるため、AQ以外、AAA77より上のハンドは作ることができません。つまり、あなたが負けるのは相手が77のときとAQの時だけです。
あなた34ドルオールイン→相手は考えてからコール→ショーダウン
相手はQQのポケットペアで、ハンドはQQQAAのQフルハウスでした。
ポットの207ドルはあなたのものになり、COは全額を失いました。
COはプリフロップでQQというかなり強いハンドでレイズしましたが、フロップでAが落ちてあなたが10ドルにコールしたので、Aのペアを作られたのではないかと不安になりました。そしてターンでQが落ちました。この段階ではあなたはツーペア、COはフルハウスです。あたの25ドルのベットに対し、強さを主張するレイズをしてきました。しかしあなたはフォールドせずにコールでついていきました。COはそれでも勝ちを確信していたのではないでしょうか。それほどフルハウスは強いハンドです。そしてリバーでAが落ちました。あなたはオールイン、COの立場からすると、あなたのことをAヒットだと思っていたので、それが本当ならこれでAフルハウスを作られたことになります。あなたはオールインという強気のアクションなので、COは悩みます、そしてすでに大半のチップをベットしているので、降りるに降りれずにコールし、あなたの勝利となりました。
このように、ベッティングラウンドが進むにつれ、ベストハンド(参加者中で一番強い)というのはどんどん変わります。
- プリフロップ:あなた「AT」、CO「QQ」この時点ではCOのハンドのほうが強いです。
- フロップ:あなた「A7の2ペア」、CO「Q7の2ペア」この時点であなたは逆転してベストハンドです。
- ターン:あなた「A7の2ペア」、CO「Qフルハウス」この時点ではCOが逆転し、あなたは負けています。
- リバー:あなた「Aフルハウス」、CO「Qフルハウス」最終的に再逆転し、あなたがベストハンドとなりました。
こうして最後までみると、あなたが勝つことが最初から約束されていたように見えます。
しかしプリフロップでCOがオールインしてきた場合、あなたはATでコールしたでしょうか。また、ターンでCOがレイズオールインしてきた場合、あなたはコールできたでしょうか。
COはベストハンドのラウンドで、あなたを降ろすことができていれば、勝つことができたのです。逆に言うなら、あなたは降ろされずについていったので、最終的に大きなポットを獲得できたのです。
テキサスホールデムは、とにかく強いハンドを作って勝負するゲームではありません(重要ですが)。ショーダウンで勝つか、相手を降ろして勝つゲームなのです。
コメント 名前とメアドは必須ではありません
[…] VIPがお送りします 2012/09/27(木) 21:11:29.21 ID:jkmvMx120 黒服「基本的なルールは https://www.pokerdou.com/texasholdem-first/rule/ でございます」黒服「今回は勝ち負けの二択となるので金銭のやりとりは […]
ハウスルールやけど、コミュニティカードの時点でワンペアがないて、ホールドや、そしてしょーだうんごははったりのかましあいやな!此がばくちや‼
「DELLAR」という綴り間違いは恥ずかしいです。
正しくは「DEALER」ね。
修正しました。ご指摘ありがとうございました。
三人でプレイしていて、一人破産。
ボタンは逆回転、
・・・らしい。
実戦編の所でポッドの計算が最初(19ドル)から最後まで間違っているように思うのですが気のせいでしょうか?
いちゃもん付けはやめましょう。
ポッドじゃなくてポット(pot)ですし、$6を出したのがCO・BTN・BBの3人で、SBが$1を放棄してフォールドしているので、$19で合っていますよ。