アクション投票の第二回から20日は経過していませんが、ここ数日投票は増えてないの一旦考察してみたいと思います!(投票受付は締め切りません)
今回のシチュエーションは実際に知り合いのポーカープレイヤーの経験を元にしています。
第二回投票ページはこちら
https://www.pokerdou.com/handvote/vote01/
結果はこのようになりました!
- チェック 36.84% (14 票)
- ベット2000(ハーフポット) 31.58% (12 票)
- ベット3000(ポットの約75%) 21.05% (8 票)
- ベット1000(ポットの約25%) 5.26% (2 票)
- ベット4000(ポットベット) 2.63% (1 票)
- オールイン7200 2.63% (1 票)
- その他: 0% (0 票)
3分の1の方はチェック、次いで3分の1弱の方はハーフポットをベットしています。
大きくわけると、
- チェック14票:36.84%
- ベット23票:60.52%
- オールイン1票:2.63%
となります。
tanabeさんからもコメントでいただいますが、UTGからのリンプレイズにフロップチェックをどう読むかです。プリフロップはモンスターハンドを匂わすアクションであることには違いありません。
そしてフロップでのチェックは、AA、KKのスロープレイかQQ以下のポケットでKが落ちたためにパッシブにプレイしているかのどちらかです。
AKでKのトップヒットトップキッカーというのは、ある意味理想的なボードと言えますが、相手がAA、KKだった場合大きな損害をもたらすボードでもあります。
私個人の選択はチェックしてチープショーダウンに持ち込みます。バックドアフラッシュの可能性もありますしね。
さて、今回の内容は実際にあったシチュエーションだったので、実際はどうだったかを公開します!
モデルとなっているプレイヤーの方は、ここでオールインしました。
UTGは「うわー、キングスですか~?」としぶしぶコールしてAAをショウしたそうです。
その後何もおこらず、AAの勝利となりました。
さて、実際はこうだったので何何が正解!と言いたいわけではありません。
今回たまたま相手がAAだったわけで、AK、QQ、JJなどの可能性もあったわけです。
今回のシチュエーションは、このサイトの記事にもある、チェックすべきシチュエーションにあたるのではないかなと思います。
あなたはプリフロでリレイズにコールしていますから、相手(UTG)はあなたのハンドのことをJJ+、AKo+だと想定しているのではないでしょうか、そしてKが落ちてベットしていますから、AKでKをヒットさせたと思ってもおかしくありません。
その状況であなたのベットにQQやJJでコールできるでしょうか?もしUTGがQQやJJだった場合、あなたのベットにかなりの確率でフォールドしそうです。
しかしUTGがもしAK、AA、KKであればレイズされます。(KKならスロープレイするかもしれません。)
つまり、勝っている場合フォールドされて、負けている場合のみコール(もしくはレイズ)されます。(相手AKならチョップですが)
トーナメントでの生き死にを賭けたシチュエーションの場合、やはりここはチェックがよいのではないかと思います。
相手がQQで、ターンかリバーでQを引かれたくないからベットすべき、という主張もあると思います。
しかしこの状況で相手にフリーカードを与えることはそれほど危険でしょうか?下のポケットにセットを作られる確率は8%しかありません。
8%のリスクとモンスターハンドとぶつかって飛ぶリスクを天秤にかけると、私は前者を取ります。
さて、もうお一人の名無しさんの方のコメントも参考になるコメントでした。
このハンドとこのボード、そして2位以内にならないと意味がなく、現状バブルでもない序盤であれば突っ込むべき、という意見です。
たしかに、AKを持っており、このボードが開いてパッシブにプレイするのなら、なんのためにAKでコールしたのかわかりません。
プリフロップでコールした時点で、このボードは突っ込むべきボードと言えます。
さて、ここで最もみなさんに聞いてみたいのは、今回のシチュエーションで、プリフロップでAKsを捨てるべきどうか、ということです。
今回のシチュエーションは、オッズで見ると、AKsでコールするという判断を迫られた時、3.4倍のオッズがあります(6BB出して20.5BBを取りにいく)。
つまり勝率が30%以上あれば(オッズだけで判断すれば)コールは合理的とります。よって、相手がAAかKK以外のハンドであればコールできます。(AKsはAAとKK以外には勝率は40%以上あります。QQ相手でも46%あります。)
つまり要点はUTGのハンドがAAかKKであるかどうか、となります。
このようなシチュエーションで、UTGがAAかKKである確率がどの程度以上あればAKsを捨てるのが長期的に見て期待値が高くなるか計算してみました。
ちなみにAKsは
- 対AAで勝率12%
- 対KKで勝率34%
- 対ポケットで勝率約47%
- 対他のハンドで勝率60%以上
となっています。(小数点は四捨五入しています。)
オッズから見た必要な勝率は30%なので、勝率が30%以上になるためには、AA、KKの可能性が70%以下なら、AKsの勝率は30%を超えます。(AAの確率35%、KKの確率35%で計算しました。)
70%以上の確率で相手がAAかKKであると断言できるシチュエーションはどれほどあるでしょうか。
ここに不完全情報ゲームの醍醐味があります。ポーカーに絶対はないのです。
ここまでくると、このUTGのプレイヤーがルースなプレイヤーなのか、タイトなプレイヤーなのか、テルから読み取れるか、AA、KKでリンプレイズ(罠プレイ)するようなプレイヤーなのか、といった、問題文には書き切れない要素も考慮しないと答えがでないのかもしれません。
今回の体験をしたプレイヤーの方に、同じシチュエーションでAKを捨てれるかどうか聞いてみたところ
「AKは捨てれないなー、AKsならなおさら捨てれないかもしれない」
とのことでした。
こうした難しい判断を迫られるシチュエーションは全てのポーカープレイヤーに訪れます。
その前に、自分のスタイルを見定めておくのもいいかもしれません。
- 保守派:モンスターハンドの香りがしたらAKsでも捨てる!他に稼げるチャンスはある!
- アグレ派:AKsを捨てるくらいなら突っ込む!相手AAKKなら運がなかったと諦める!ヒットしたら最後まで突っ込む!
- バランス派:プリフロでは捨てれない!ヒットしたらとにかくショーダウンに持ち込む!
どれが正解ということはありませんが、みなさんはどれでしょうか?
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