日本におけるポーカーの大会と賞金についての考察

オンラインポーカーでは毎日のようにリアルマネーが賞金として発生するトーナメントが開催されている。海外ラスベガスやマカオのカジノでも毎日のようにトーナメントが開催され、入賞すると賞金がもらえる。もちろん現金で。

では日本ではどうかというと、もちろんカジノはないし、街のポーカースポットでもそういった賞金が発生する大会は皆無だ。なぜかかというともちろん日本では賭博ができないからだ。

日本で賞金の発生するトーナメントの開催は可能?

日本のカジノスポットで開催されるトーナメントは、優勝賞品が店舗で使えるクーポンであったり家電製品などの品物であったり、旅行、海外ポーカートーナメントの参加費負担など、当然のことながら現金はNG。

日本では賭博が禁止、という当たり前の常識があったのでこれまでなんとも思っていなかったが、よくよく考えると将棋やゴルフなど、日本にも賞金が発生するスポーツやゲームはたくさんある。

同じように優勝賞金300万円くらいのポーカートーナメントを日本で開催できないのか?という疑問から今回いろいろと調べてみた。

そもそも賭博とは何か

「偶然の勝敗に関し、財物をもって博戯または賭事をすること」と定義されています。

じゃんけんして負けたほうが勝ったほうに100円のジュースをおごる、というのも厳密には賭博になる。

しかし刑法 第2編第23章 賭博及び富くじに関する罪 の項目には

「第185条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

とあり、じゃんけんで負けたら100円のジュースをおごる、というのは「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。」に当てはまるようだ。

「一時の娯楽に供する物」の範囲は、その娯楽中に消費できるようなもの、例えば飲食物などであればOK、というのが一般的だ。メシをおごる、など。

では1000円の昼飯ならいけど、1000円の現金ならどうなのかというと、勝った側が1000円でご飯を食べることが予め定められているのならOK、という判例もあるらしい。

「負けたー!はい1000円!これでメシ食えよ!」
「OK!メシ食うわ!その1000円で絶対このあとすぐにメシ食うわ!」

これならぎりぎりセーフ?ということらしいが、この判例は古いので今はわからない。

また、使用目的が限定されている図書券や旅行券が対象であれば、咎められない場合もある。

とりあえず詳しくて読みやすいサイトを見つけたのでリンクをはっておく。

公営ギャンブルに関しては、それだけのための法律(競馬法など)が定められており、「賭博及び富くじに関する罪」は適用されない。上様公認なので堂々とできる。

しかし世の中賭け事など溢れかえっている、正月に家族でお金かけてカブをやったことはないだろうか?仲間内でお金を賭けて麻雀をしたことはないだろうか?

こうしたちょっとした賭け事で捕まったという話はあまり聞いたことがない。

摘発されるのは、大体がお店で大々的にやっていた場合だったり、金額が高額の場合じゃないだろうか。

要は「判例と社会通念から見て賭博かどうかは判断される」のであり、また「おおっぴらにやるから摘発される」のだ。

長々と書いてもあれなので結論だけ書いてしまおう。

  • 現金を賭けたらダメ
  • ただしすぐ消費するようなものなら賭けてもOK
  • 商品券や旅行券などはグレーゾーン
  • 身内で少額賭けるのも厳密違法だけど、捕まるほどじゃない
  • おおっぴらにやったら警察も動かざるを得ない

こうしたことから、日本国内で、実際にお金を賭けてポーカーはできない。

堂々とお金をかけてポーカーをするには、海外のカジノにいくか、日本国内でカジノ法などが整備されるのを待つか、あやしいお店にいくしかない。

じゃあパチンコとかどうなるんじゃい、という声も聞こえてきそうだがそのへんは利権がらみの話になって脱線するので割愛。

海外の方式で日本でもポーカートーナメントを開催すると賭博になるのか

日本だと賭博になる、賞金の出元がポイントだ。

海外で開催されているトーナメントは、参加費(バイイン)を出してそれらをプールし、その中から運営費用と賞金をだす。

日本で同じ方式で行うと賭博にあたる。要は参加費が賞金に充当されるとマズいのだ。

では日本で開催されている賞金が出るいろいろな大会はどうやって運営しているのか?

これは、参加費が賞金に充てられないようになっている。

日本の賞金のでる大会

将棋の竜王戦など、将棋の大きな大会のスポンサーはほぼ新聞社で、賞金もスポンサーである新聞社が出している。運営するのは将棋連盟、賞金はスポンサーが出す。

ゴルフの場合も、参加者は運営者に参加費を払い、それらは賞金には充当されず、施設の利用料や、大会の運営費用に充てられる。賞金はというと、スポンサーが出す。サントリーオープンゴルフトーナメントなど、冠大会も多い。

よって、たとえば大金持ちが参加費無料、優勝者には1億円の賞金をポケットマネーから出す、というポーカートーナメントを開催した場合はなんのお咎めもない。参加費は無料なのでお金を賭けていることにならない。

では参加費10,000円、会場は大金持ちの自宅の大広間、この参加費は会場費として運営費用に充てられ、賞金は全部お金持ちの財布から出る、という大会はどうだろうか。

「自分の家の大広間なんだから会場費いらねーだろ!」
「結局参加費はお金持ちの財布に入るんだから参加費が賞金に充当されていることになる!」

というツッコミが出るのは必至で、つまり警察が目をつければ摘発される(もしくは指導が入る)。

このあたりの基準は、社会通念で見て賭博に当たるかどうかが問題であり、突っ込みどころがあると、金額が大きかったり大々的にやると警察も黙ってはいないわけだ。

日本国内で高額賞金の出るポーカートーナメントを大々的に開催するには、こうした突っ込みどころのない健全な仕組みでの運営が必須だ。

スポンサーがつく大会とは

将棋大会やゴルフ大会のスポンサーは賞金を出してどのようなメリットを得ているのだろうか?

将棋大会のスポンサーをしている新聞社は、もちろん購読者が増えるからだ。

昔は新聞に掲載された棋譜を一般の将棋差しが熱心に追いかけていたそうだ。

最近は将棋の棋譜で購読数が大きく変わるとはあまり思えないが、昔からの流れと、将棋大会をスポンサードしているというのためにスポンサーを続けているるのではないだろうか。

ゴルフの場合も、ゴルフファンが自社製品のターゲット層であれば、スポンサードすることでメリットを得られるだろう。

ゴルフ好きのおじさんがビールを選ぶときに、どれでもいいなーと思っていて、昼間テレビで見たサントリーオープンゴルフトーナメントの中継を見ていたら、サントリーを選ぶようになるかもしれない。

スポンサーになるメリットは、必ず最終的には経済的利益が見返りとしてあるはずである。企業であればなおさらだ。

  • 社会貢献している団体のスポンサーになることで、スポンサー企業も社会貢献していることになり、世間から「社会貢献に熱心な企業」という形で認知され好感度があがり商品の売上があがる。
  • スポンサードしている競技で自社のロゴが露出し写真やテレビに移ることで自社の認知度が広まり商品の売上が上がる。
  • スポンサードすることで特典(将棋の棋譜の掲載権利を得るなど)を得て自社商品への誘客や購買欲を高めることで商品の売上が上がる。

などなど。最終的には利益を得るためにスポンサーになっている場合がほとんどである。

このことからも、競技人口が多い競技であったり集客力のあるイベントのほうがスポンサーは集めやすい。当たり前の話だが、リーチ力があればあるほど広告効果も高いわけだ。そしてリーチ対象がスポンサーの顧客ターゲット層と合っていれば効果はさらに高くなる。さらに企業イメージもアップできれば言うことなしだ。

リーチ(大きさ)、ターゲット(マッチング)、イメージ(ブランディング)、この3点で企業はスポンサードするかどうかを決める。

ポーカー大会でスポンサーはつくのか

ポーカーの大会の、リーチ、ターゲット、イメージを考えてみる。

  • リーチ=競技人口はまだまだ少なく、大会中継などの情報発信はほとんどない
  • ターゲット=ギャンブラー、ゲーマー、カジノが好きな富裕層
  • イメージ=ギャンブル

となる。これはかなり厳しい。

リーチ
競技人口が少なくても、ポーカー番組などができてファン(視聴者)が多ければリーチは大きくなるが今のところ番組も専門誌もない。(そろそろ「月刊ALL IN」とかできてほしい)

ターゲット
ターゲットはまだなんとかなる。自分もポーカープレイヤーだからよく知っているが、ポーカープレイヤーには若者も多いが、富裕層も多い。そうした層に自社製品やサービスをアピールしたい企業は少なからずいるはずだ。

イメージ
イメージは、これは日本だとあまり良いとは言えない。ギャンブルという先入観が強い。

日本人がポーカーと聞いてイメージするのは、アメリカのギャングが身内で札束を賭けながらたばこを吸ってるシーン、兵隊が基地で休憩中に仲間内で興じているシーンなどが連想されるかもしれない。全部映画から受ける印象だ。

007カジノロワイヤルでのポーカーのシーンは、非常にハイステークスなゲームだったため、いかにも上流階級のポーカーといった印象で、ポーカーに対するイメージを上げたのではないだろうか。

こうしたポーカーのイメージは、世界的にはかなりマインドスポーツとして浸透している。

実際今年からマインドスポーツの世界大会にポーカーも加わった。

チェス、囲碁にギャンブルのイメージはないだろう、そこにポーカーも加わるのだ。

これは日本(世界の)のポーカーのイメージを変える大きな出来事になるに違いない。

このように、日本でポーカー大会のスポンサーを得るためには

  • 競技人口が増える
  • 視聴者(ファン)が増える
  • ポーカーのイメージが向上する

という3点が成長しなければ難しいのが現状と言えるだろう。

利益を度外視したスポンサーは探せないのか

大会や競技者をスポンサードしている企業や個人の中にはあまり利益に直結しないような理由でスポンサードしている場合もある。

ブランドイメージを上げるため(まあこれも最終的には利益につながる)であったり、昔ながらのタニマチ的な理由でスポンサーをしている場合である。

※タニマチ=元は大相撲の後援会やひいき筋のこと、要は無償で贔屓の演者、競技者、イベントのスポンサーになること。

大企業の重役の中に趣味がゴルフという人はおそらく大勢いるだろう。その中にはスポンサーをするかどうかという決裁権を持っている人も少なくないはずだ。そうすると

「ゴルフ好きだし、うちの会社の冠大会とか開催してぇな~、認知度アップのためってことでスポンサーになっちゃおっかな!」

ということでゴルフのスポンサーになっている企業もきっとあるだろう。(勝手な推測)

まあ昨今の経済状況を考えると、そうしたタニマチ的なスポンサーは減ってくるとは思うが、ここから一つの答えが導き出せる。

ポーカー好きな社長!スポンサーになって大会とか開催してちょんまげ!

ということである。

しかし好きなだけで大金を払うのは少々無理がある、ビル・ゲイツ並の大金持ちなら別だろうが・・。

ではカジノバーが賞金を参加費とは別に用意すればいいじゃないか、と考えれるが、この場合、賞金が景品扱いになり、景品法に接触する恐れがある。

いわゆるオープン懸賞(誰でも参加できる懸賞)であれば上限はなく(以前まで1000万円が上限だったが平成18年に撤廃された)賞金をいくらにしても問題ないが、ポーカー大会の場合会場に行かないと応募できないわけで、『顧客の誘引』に当たりクローズド懸賞扱いになる。

※『顧客の誘引』や『取引に付随』した場合クローズド懸賞となる

そうなると、

  • 最高額規制
    取引価格が5,000円未満の場合は、その20倍のもの。取引価格が5,000円以上の合は、10万円。
  • 総額規制
    懸賞により提供する景品類の総額は、当該懸賞に係る取引の予定総額の2%以下。

という規制が発生し、ろくな賞金が出せない。

そもそも参加費とは別に大きな賞金を出せるほどお店が儲かっていないと出せないわけで、ぽんと数百万を出せるほどのポーカースポットはそうそうないはずだ。

裏技で、カジノバーが別のカジノバーの大会スポンサーになって・・・ということもできるだろうが、やはりグレーの域を出ない。

ポーカーを堂々と健全なゲームとして日本で認知を広めていくには、こうした後ろめたさを排除した仕組みが必要で、やはりちゃんとスポンサーを見つけて大会を開催するのが早道のようだ。

実現できそうな方法を考える

ポーカースターズとかエベレストポーカーとか、オンラインポーカーの企業がスポンサーになって大会ってできないのだろうか。

『顧客の誘引』や『取引に付随』せず、それでいてターゲットはドンピシャ、オンラインをあまりやっていないライブ層にリーチできると考えると悪くなさそうだが・・・。

まあ賞金100万円の大会を開催するくらいなら、同じ100万円をWEBの広告費として使ったほうが費用対効果はよさそうなのでやらないのかもしれない。

そこでポーカー大会のスポンサーをしてくれそうな企業、業種を自分なりに考えてみた。

レッドブル
いわずとしれたエナジードリンクだ。レッドブルはF1を筆頭にレース系やエクストリームスポーツのスポンサードが尋常じゃない。要は若者へのリーチに力を注いでいる。ポーカーのイメージも近いのでははないかと考えて選抜。

タバコメーカー
レッドブルと同じ理由で選抜。マルボロなどが開催するポーカートーナメントとかクールではないだろうか。タバコメーカーはクラブイベントやライブイベントなどのスポンサーになることが多く、若者向けのリーチには力を入れている。カジノバーにはタバコを吸う人も多い。

お酒メーカー
カジノとお酒は切っても切れない関係、ということで選抜。ただ真剣にポーカーをしている人はプレイ中ほとんどお酒を飲まないのだが、お酒好きは多い気がする。

ここまでで出した業種は海外のポーカートーナメントの協賛実績は多々ある。バドワイザーがWPTのスポンサーをしていたり、エナジードリンク会社の例もある。

旅行会社
もちろん賞金として現金を出してほしいのだが、マカオの旅行券と宿泊施設のパックを賞品として提供してもらうという手もある。結局ポーカーをするプレイヤーはマカオや韓国で開催される大会に自費で参加したりするので、ターゲットとしても悪くないはずなのだ。

セガ
AJPCの協賛実績もあり、日本のアミューズメント関連の企業としては最もポーカーに理解を示しているのではないだろうか。セガはゲームセンターなどに設置されている「セガネットワークカジノクラブ」などの筐体もリリースしており、カジノ関連への投資に積極的だ。

まとめ

とりあえず当分の間は日本で海外方式のバイインを賞金にあてる方法では開催できない。カジノ法案が通り日本にカジノができて・・・というのを待っていると最低でもおそらくあと5年以上はかかりそうな気がする。

スポンサーを探して大会を開催するにしても、もっとも競技人口が増えないかぎり中々集めるのも難しい。

ポーカー自体は非常におもしろいゲームなので、認知が広まれば必ずブームになると思う、そのためにはやはり新規ユーザーの拡大が当面の課題だ。

しかし問題点はいろいろある。

  • カジノバーなどのカジスポットに行くには勇気がいる
  • 自宅で気軽にできる環境がない
  • ポーカー=5ドローポーカーのイメージが強い
  • 日本人のギャンブルアレルギー

まずは気軽にポーカーをプレイでき、その面白さを知ってもらう必要があるが、気軽にライブポーカーをプレイできる環境はまだない。

しか最近はアプリや、Facebookアプリなどオンラインポーカーゲームのおかげで以前よりは手を出しやすくなっている。

アプリなどでポーカーを知る→ポーカースターズなどで本気プレイを覚える→ポーカースポットでライブポーカーを経験する、という流れで、できるだけ早急に競技人口を増やしたい。

そのためには、現在のディープなポーカープレイヤーによる「普及」を意識した活動も重要だと思う。

ポーカーをしていると「勝ってお金がほしい!」と思うのが普通なので、どうしてもマカオや韓国のカジノに行って、もしくはポーカースターズなどのオンラインポーカー・・・となってしまう。

それはそれでいいのだが、お金という見返りを求めず、普及のための活動、例えば優勝賞品はトロフィーだけ、つまり名誉だけの大会を開催する(粗品はあっていいかも?)。

日本だと優勝賞金を出すとどうしても大きな大会は開催できない。しかしただの競技大会であればどんなに大々的にやっても問題ないはずだ。

そうした大きな大会を開催し、日本国内のポーカーを盛り上げることが、結果的に日本国内での大きな賞金が発生する大会開催につながるのではないかと思う。

参加費5000円で、それらは全て運営費用に充てられて、優勝しても名誉だけ、ただし規模は日本最大。そんな大会があれば管理人は必ず参加する。

AJPCなどは参加費無料なのでかなりそれに近い気がする。

このブログも、そうしたポーカー普及の一助になれるように、もうちょっとがんばってコンテンツを増やそうと思う。

今後も業界の人にお話を聞いて、また考察してみます。

コメント 名前とメアドは必須ではありません

  1. ハーバーランド より:

    拝見させていただきました。とても興味深い内容で素晴らしかったです。
    現在のポーカースポットのプライズに関しては、アキバギルド以外はすべてプレイヤーの参加費がプライズに入ってる店ばかりだと思います。
    やはり、ポーカースターズーアキバギルドのラインの仕組みが限界のようです。
    お互いにメリットがあって「win-win」の関係になっているのは奇跡かもしれません。

    AJPCのような活動は、「win-win」ではなく、セガ側とAJPCはお互いにただのボランティアの状態でポーカーの普及と言う面では微妙です。

    個人的には利益を生み出すシステムがあって、初めてポーカーの普及が安定すると考えてます。

    • 鮫肌 より:

      アキバギルドとポーカースターズはそれほどいい関係を築けているんですね。大阪が拠点なので、詳しく存じ上げませんでした。アキバギルドはレッドドラゴンのサテライトが多いなーというイメージだったのですが、そういうつながりがあるからなのですかね~。

      AJPCはたしかに参加費無料なので、運営大丈夫かな?という気はしています。参加費少しでも取ればいいと思うんですが、そうなるといろいろ問題が出てくるんでしょうか。利益を上げて、継続的に運営してほしいですね。

  2. BTL より:

    とても面白い記事でした。日本の場合ギャンブルとしてポーカーを定着させるよりは、ゲームとして定着させた方が見込みはあるでしょうね。

    一瞬だけのブーム作るならば問題ないでしょうけど、定着となると将棋や麻雀や囲碁やトレーディングカードゲームやアーケードゲームなどの先輩達と競合する必要もあるでしょう 数年程度では根付きはしません。1つの大きなことするよりも、今は足がかりを作り、ずっと継続して行くことがポーカーの普及の近道でないかと思います。

    • 鮫肌 より:

      地道な活動大事ですよね。ポーカーの普及団体も、継続して活動しているところもあれば、いつの間にか消えているところもありますし、長く地道にしっかり活動できる団体を応援したいと思います。

      あと、ゲームとして定着させるには、家庭で気軽にポーカーできる環境がないと厳しいでしょうかねぇ。カナダに住んでいた友人は、高校生が学校終ったら友達の家に集まって気軽にポーカーしていたらしいです。日本だと麻雀ですね。

      日本の大学生とか、テキサスホールデム知ったらハマると思うんだけどな~(笑)

  3. まだまだ道のりは長い より:

    色々考えさせられました。私は5年前、ポーカー解禁はあと5年くらいかかるとおもっていたのですが、もう5年raise。

    • 鮫肌 より:

      私は大阪在住なので、橋本さんのカジノ誘致に期待しています。さらに5年reraiseされなければいいなぁ・・・。

  4. たま より:

    それなりにポーカーをやってきて、もっと活性化させるにはどうすればいいかとたまに考えたりしますが、そんな中で非常に興味深い記事でした。

    個人的には高額賞金でも法的にクリアとなり、またもっと世間に広まっていくことを希望します。しかし、ポーカーをカジノとして運営していくことは、ビジネスモデルの観点から見て難しいでしょう。
    リングゲーム、トーナメントそれぞれについて次のように試算してみました。

    ・リングゲーム
    ディーラーのバイト代、場所代を経費とすると、最低で1時間あたり2000~3000円のレーキが必要です。レーキを10%とすると1時間あたり約10~15BB、そこから逆算すればリングゲームを運営できる最低レートは100円/200円です。海外のカジノでも、このぐらいが最低レートになっていると思います。
    で、このレートだと普通にプレイできるバイイン:100BBとして2万円。
    正直、初心者にとってバイイン2万円は敷居が高すぎると思います。

    ・トーナメント
    100人参加の1Dayトーナメントだと、100人収容できる貸スペースが30~40万円、ディーラー10人の日当が10万円程度。合わせて50万円。すると参加者一人当たりのレーキが5千円となり、控除率10%に設定するのであればバイインは5万円。

    いずれも気軽にプレイできる金額ではなく、またハウス側もそれほど儲からないことがポーカーをビジネスとして運営することが難しい理由だと考えます。事実、アングラカジノで摘発されるのもバカラが多く、ポーカーではあまり聞かないのもそういう理由だと思います。

    • 鮫肌 より:

      コメントありがとうございます。

      ライブの難点はディーラーのお給料と場所代ですよね。デジタルのように全自動化ができませんし、将棋のようにプレイヤー同士だけで行えない、そこに難しさがあると思います。ラスベガスの1-2もMAXバイイン300ドルが多いですし。

      ハイステークスなテーブルを置いて、そこで得られる大きなレーキで超低レートをまかなえたりすると、50円-100円というのもいけそうな気がしますが・・、難しいでしょうね。

      レーキだけでなく飲食で利益を出したりしてもしんどいかなぁ。そうなるとやっぱりリアルマネーの入門はオンラインのマイクロステークスになるんでしょうかねー。

  5. 匿名 より:

    誤)日本で同じ方式で行うと賭博にあたる。要は参加費が賞金の充当されるとマズいのだ。
    正)日本で同じ方式で行うと賭博にあたる。要は参加費が賞金に充当されるとマズいのだ。

  6. syuji より:

    お店をオープンさせようかと思ってる者です。
    今まで見たサイトのどんな情報よりも深く為になりました。
    記事から数年経ちますが、今はどのように変わってるかも調べながら動いていこうと思います。
    記事主様はどこかのイベントに参加されてるのでしょうか?
    是非一度会ってお話しを聞きたいですね!

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