ここではごく当たり前の一般常識から、ポーカー独特のマナーなどについて解説します。主にライブポーカーについてです。
ストリングベット
チップを複数のアクションでベットすることで、一般的に禁止されています。
これはチップを少しづつテーブルにおいて相手に反応を伺う、といったことを禁止するために設けられたもので、マナーというより正式なルールとして存在します。
ただし、ほとんどのハウスは発声優先なので、まず最初に「コール」とはっきりと発声しておけば、その後のアクションがどのようなものであれ(たとえ2回にわけてチップを出しても)コールになります。
しかし「レイズ」と発声し、その後レイズ額も発声すれば何も問題ないですが、まずコール額をテーブルに出して、じっくり考えた後に「上に2000ドル」と発声して2000ドルを出す、という動作を多くみかけます。最初にレイズと発声しているのでもちろんストリングベットにはなりませんが、じっくり考えている最中にチップをたくさん持ったりちょっと持ったりして、相手の反応を見ることもできてしまいます。ルール違反でペナルティを与えられることはありませんが、あまりに行き過ぎた挙動や動作は控えましょう。
ベッティングアクションはシンプルに!
人のプレイに口を出さない
たまに、他人のプレイに講釈を垂れるプレイヤーがいます。身内や友人同士でのトークであれば問題ありませんが、あまり他人のプレイに口を出したり、参加していないゲームで他のプレイヤーのハンドをリーディングしたり(口に出す)するのは控えましょう。
例えば、他人がレイズに直面していて、横から「オッズにあってるからコールだ!コール!」と言ったり、誰かのオールインに対して「ミドルポケットだな、クイーンズ以上ならオールインじゃなくてレイズのはずだ」と言ったりなどです。
プレイ内容がどうだったか、というトークは、ゲーム終了後か、ショーダウン後にしましょう。
スローロール
相手に勝っているハンドをショーダウンする際、ゆっくりとカードをめくることです。
ルールで禁止されているわけではありませんが、あまりおすすめできるものではありません。海外では特に非常に嫌われている行為です。
これは人の感覚の問題で、要は嫌味っぽい動作だったり、かっこつけた動作はあまりおすすめしない、ということです。ものすごい強いモンスターハンドや、読みが正しかったシックコールなどは、かっこよく披露したいものですが、相手にすればあまり気分のいいものではないことがほとんどです。
さっとショーダウンしましょう!
カードを覗く
アクティブ(プレイ中)なプレイヤー同士が相手のハンドを覗くのはもちろんルール違反です。ここでの覗くというは、自分がフォールドしたり、テーブルを離れて、アクティブなプレイヤーのハンドを覗くことです。
知り合いなど、見せる側がすすんで見せてくれる分には何も問題ありませんが、見せることを望まないプレイヤーもいますから、強引に覗くような行為は控えましょう。
見せてもらっても、カードが推測できるような反応(驚いたり、笑ったり)はしないように気をつけましょう。
また、ハウスのルールにもよりますが、ショウワンショウオール(Show One Show All)と言って、一人に見せたら全員に見せないといけない、というルールを設けているところもあります。
そのようなルールのあるハウスでは、気軽にとなりの人に見せると、ディーラーからカードを全員にオープンするよう指示(そのゲーム終了時に)される場合がありますから、気をつけましょう。
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