ブラフアウツ

ブラフアウツとは、ブラフをするために必要なアウツのことです。

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アウツとは本来自分のハンドを進展させるために必要なカードのことで、ストレートを完成させるためのカード、フラッシュを完成させるためのカードなどを指します。

オッズとアウツでも書きましたが、オッズに合うかどうかの計算を行う際、アウツの数が非常に重要なので、オッズを考慮してプレイしているポーカープレイヤーなら、瞬時に自分のアウツの枚数を数える癖を持っていると思います。

ここにブラフアウツという概念も加えてみてください。

ブラフアウツはブラフを行うために適したカードのことです。例を見てみましょう。

6人のタイトなテーブルでレートは1-2ドルです。あなたはCOで6s7sを持っています。

UTGリンプイン→MPフォールド→あなたもリンプイン→BTNフォールド→SBフォールド→BBチェック

フロップ:4dJs8dポット7ドル)

BBベット4ドル→UTGフォールド→あなたコール

現時点であなたはガットショットストレートドローとバックドアフラッシュドローです。

ターン3cポットは15ドル)

BBベット8ドルベット→あなたのアクションです。

ポットは23ドルになっており、オッズは3.9倍なので、8ドルをコールするのに必要な勝率は25%です。

あなたは「BBはおそらくトップヒットしているのではないか」と推測しています。

現状相手がベストハンドですが、あなたは5を引けばストレートが完成します。6か7が落ちてペアができても、Jのトップヒットに勝てません。相手が8ヒットでも負けています。

この状況では、アウツは5だけと言えます。リバーで4枚の5のいずれかが落ちる確率は8%です。

25%には遠く及ばないため、オッズ的にはフォールドが正解です。

ここでブラフアウツを考えます。ブラフするのに適したカードです。

BBはあなたのハンドをなんだと考えているでしょうか?フロップ、ターンコールでついてきていますから、何かドローを引きにきていると考えているのではないでしょうか。

実際あなたはガットショットストレートドローを引きにいっているわけですが、それはBBにはわからないことです。

あなたのハンドは67ですが、56、57、ダイア2枚でドローを引きにいっていると相手が予測している可能性も十分にあります。

つまり5が落ちればもちろんベストですが、それ以外の架空のアウツが落ちた場合、ブラフして降ろすことができるかもしれません。

このブラフに適したカードをブラフアウツと言います。

  • あなたの実際のハンドである67の場合に欲しいアウツ5h5s5c5d
  • 架空の56の場合に欲しいアウツ2h2s2c2d7h7s7c7d
  • 架空の57の場合に欲しいアウツ6h6s6c6d
  • 架空のダイア2枚の場合に欲しいアウツAd2d3d5d6d7d9dTdJdQdKd

これらを全て(被っているものは除いて)合計すると、アウツの数は23枚になり、リバーで落ちる確率は46%になります。

このブラフアウツを利用する場合、ターンコールする前に方針を決めなければなりません。

通常4枚のアウツではガットショットを引きにいくにはオッズに合いません。ブラフアウツが落ちればブラフする、という方針がなければ、そして実際にブラフアウツが落ちたときにブラフしなければ、アウツと呼べません。

せっかくブラフアウツの7が落ちたのに、相手がベットしてきたのに急におじけづいてフォールドするくらいであれば、ターンコールする前にフォールドしておくべきです。

そのため、ブラフアウツをアウツとして正しく機能させるために、以下の点に注意して方針を決めましょう。

相手にとってわかりやすいアウツかどうか

ガットショットなどのストレートドローは見えにくいものです。相手がストレートの気配を感じていないようであれば、ブラフをしてもフォールドしてくれません。そういう意味では、連続したランク(78など)がボードに見えているほうが、相手に警戒してもらいやすいと言えます。

今回の場合、2、6、7といったブラフアウツが落ちても、相手がストレートのことなどまったく考えていなければ、ただ単にコールされるだけで終わってしまう可能性があります。そういった意味で、ブラフアウツの質としては、ダイアが最も効果的でしょう。同じスーツ3枚というのは非常にわかりやすいボードですから、相手は必ずフラッシュを警戒します。

トップヒットやツーペアを降りれる相手かどうか

トップヒットしていれば何がなんでも降りないような相手に仕掛けてはいけません。ブラフの基本原則の「降りない相手にブラフするな」ということがここでも言えます。ちゃんと相手のハンドを想定し、負けていそうならフォールドできる上手い相手に行うようにしましょう。

ポジションがあるかどうか

ポジションがない場合は、ブラフアウツはあまり機能しません。ポジションがない場合にブラフアウツが落ちてあなたがベットしたとします。ベット額はアウツを引いた時に行う額ではなければなりません。極端に大きすぎるベットは逆に怪しいですし、少なすぎる場合はオッズに合うとコールされていまいます。つまりバリューベットする場合と同等の額をベットしなければなりませんが、相手がトップヒットなのであれば、コールされる可能性は高いでしょう。また、あなたがチェックした場合、相手は喜んでチェックしてショーダウンすることになるでしょう。その場合あなたに残されたアクションはマックすることだけです。

ポジションがある場合、相手がチェックして弱みを見せれば通常通りバリューベットか少し大きな額を打ちます。もし相手がベットしてきた場合、レイズすることで大きなプレッシャーを与えることができます。フローティングの効果もあり、ポジションがあれば成功率は高いと言えます。

本当にブラフアウツかどうか

今回の場合、相手はJのトップヒットという予測ですが、2ペアの可能性もありますし、セットもありえます。

つまり、BBがJ8の2ペアだった場合、ブラフアウツにあるJdは、相手のハンドをフルハウスに進展さることになります。またセットだった場合、3dがリバーで落ちれば、これも相手をフルハウスに進展させることになります。そのため、厳密にブラフアウツを絞るのであれば、これらの2枚を除き、アウツは21枚、リバーで落ちる確率は42%として考えるほうが安全と言えるでしょう。

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この記事には2件のコメントがあります

  1. 匿名

    on 2013年11月13日 at 10:18 PM - 返信


    このサイトに出てくるUTGとかCOは驚異的なプレーをしていないですか?
    UTGでリンプとか、しかもCOがそれにコールしたり、一体全体どーなっちゃってるんですか。リミットポーカーですか?
    もしそんなテーブルがあるなら俺も知りたいので、とりあえずUTGとCOのレンジをほとんど書いてほしいです。
    私には全く検討もつきません。普通、リンパーはレイズして蹴散らしますので。

    • 鮫肌

      on 2014年2月13日 at 3:00 AM - 返信

      鮫肌

      お返事遅くなってすみません。
      このサイトの記事に出てくる例となるシチュエーションは、あくまで例なのであまり深く考えないでくださいw

      このページで伝えたいことはブラフアウツの考え方であって、UTGのアクションやCOのアクションについての議論ではありません。

      もちろん、このページの例で出てくるCOのアクションは消極的ですが、そこまで珍しいシチュエーションですかね?上手い下手は別としてそういうプレイヤーは山のようにいると思うのですがw

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