チャイニーズポーカー

最近巷で話題のチャイニーズポーカー、通称チャイポのルールを解説します。

チャイニーズポーカーは中国や香港で昔から遊ばれているゲームです。

現在は、大きく分けて以下の3種類のチャイニーズポーカーがあります。

  • チャイニーズポーカー
  • オープンフェイス・チャイニーズポーカー
  • パイナップル・オープンフェイス・チャイニーズポーカー
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チャイニーズポーカー

これが最もオーソドックスなゲームで、他の2種類の遊び方のベースにもなります。

最大4人でゲームできます。

ゲームを始める前に、全員自分の点数を持っています。カジノなどであれば、チップですね。

1点=100ドルというレートだと仮定します。

今回は全員100点(1万ドル)、つまり100ドルチップを100枚持っているとします。(100ドル10枚、1000ドル4枚、5000ドル1枚の計1万点でもかまいません。)

チャイニーズポーカーは、一言で言うと、配られた13枚のカードでポーカーの役を3つ作るゲームです。

作り方は、トップ3枚、ミドル5枚、ボトム5枚で作ります。

フロント、ミドル、バックとも言いますが、トップ、ミドル、ボトムのほうがわかりやすいですね。

要は、上段3枚、中段5枚、下段5枚の計13枚を並べて、3つの役を作ります。

こんな感じ。

トップ:4s4dKs
ミドル:6h7d8s9hTs
ボトム:AcQc7c2c5c

役を作る時のルールは1つ、ボトムが最も強い役で、ミドルはボトムよりも弱く、トップはミドルよりも弱くないといけません。つまり下から順に強くしなければなりません。

ボトムフルハウス、ミドルストレート、トップワンペア、はOKですが、ボトムストレート、ミドルフラッシュ、トップワンペア、はアウトです。

他のプレイヤーとの戦い方

配られた13枚を相手に見られないように並べて役を作ります。並び終えたら、一斉に公開します。

ボトム同士、ミドル同士、トップ同士で役の強さで競います。

プレイヤーA

  • トップ:Kハイ
  • ミドル:K9の2ペア
  • ボトム:Aハイフラッシュ

プレイヤーB

  • トップ:5のワンペア
  • ミドル:Tハイストレート
  • ボトム:Qハイストレート

この場合、ボトムはAの勝ち、ミドルはBの勝ち、トップはBの勝ちなので、Aの1勝2敗、Bの2勝1敗となります。

各段で勝った場合1点を獲得し、負けた場合は1点マイナスです。

今回の場合Aは1勝2敗なので+1、-1、-1でマイナス1点、Bは2勝1敗なので+1、+1、-1でプラス1点となり、BからAに1点(100ドルチップ1枚)渡して終了です。

さらに、勝ち負けの点数以外に、スクープとロイヤリティがあります。

スクープ

全勝ちした時の祝儀のようなものです。例えばAが全段勝ちの3勝、Bが3敗の場合、Aの全勝なので、Bは追加で3点支払わなければなりません。よって、全勝ちした場合、Aにはプラス6点、Bはマイナス6点となります。

ロイヤリティ

各列で以下の役を作った時に特別報酬を受取ることができます。(役が負けていても、とにかく作れば得ることができます。)

ボトム

  • 2点:ストレート
  • 4点:フラッシュ
  • 6点:フルハウス
  • 10点:クワッド
  • 15点:ストレートフラッシュ
  • 25点:ロイヤルストレートフラッシュ

 

ミドル

  • 2点:3カード
  • 4点:ストレート
  • 8点:フラッシュ
  • 12点:フルハウス
  • 20点:クワッド
  • 30点:ストレートフラッシュ
  • 50点:ロイヤルストレートフラッシュ

トップ

  • 1点:6のワンペア
  • 2点:7のワンペア
  • 3点:8のワンペア
  • 4点:9のワンペア
  • 5点:Tのワンペア
  • 6点:Jのワンペア
  • 7点:Qのワンペア
  • 8点:Kのワンペア
  • 9点:Aののワンペア
  • 10点:2の3カード
  • 11点:3の3カード
  • 12点:4の3カード
  • 13点:5の3カード
  • 14点:6の3カード
  • 15点:7の3カード
  • 16点:8の3カード
  • 17点:9の3カード
  • 18点:Tの3カード
  • 19点:Jの3カード
  • 20点:Qの3カード
  • 21点:Kの3カード
  • 22点:Aの3カード

以上の勝敗、スクープ、ロイヤリティなどを計算して、最終的な点数の計算を行います。

これを見て分かる通り、勝敗の1~3点よりも、ロイヤリティによる点数を稼ぐほうがより大きな勝負になることがわかります。

プレイヤーA
トップ:Kハイ
ミドル:Jハイフラッシュ
ボトム:6のフルハウス

プレイヤーB
トップ:Aの3カード
ミドル:Tハイストレート
ボトム:Qハイストレート

この勝負の点数計算を行います。

格段の勝敗
ボトム:プレイヤーAの6のフルハウスの勝ち
ミドル:プレイヤーAのJハイフラッシュの勝ち
トップ:プレイヤーBのAの3カードの勝ち

よってBがAに1点渡します。スクープはありません。

ロイヤリティ
Aのはボトムでフルハウス(6点)、ミドルでフラッシュ(8点)を作っていますので、14点獲得。
Bはボトムでストレート(2点)、ミドルでストレート(4点)、トップでAのカード(22点)を作っていますので、28点獲得。
点数は相殺し、28-14=14でAがBに14点支払うことになります。

このように、勝ち数はAのほうが上ですが、ロイヤリティによる点数獲得はBのほうが多くなります。

最終的にこのゲームでは、AがBに13点支払ったことになります。

3人や4人でプレイする場合

A、B、C、Dの4名でプレイする場合、点数計算は複雑になります。

格段の勝敗は、AとB、AとC、AとD、BとC、BとD、CとDでそれぞれ勝敗を決め、点数のやりとりを行います。

例えばボトムでの役の強さがA>B>C>Dだった場合、Aは全員から1点ずつの計3点獲得し、BはCとDから1点ずつの計2点獲得し、CはDから1点獲得します。

結果、Aは+3、Bは-1+2=+1、Cは-1-1+1=-1、Dは-3となります。

よって、DがAに3点(100ドルチップ3枚)、CがBに1点(100ドルチップ1枚)支払えばいいわけです。

これを、ボトム、ミドル、トップの3段で行います。

3人の場合、A>B>Cという役の強さの順になった場合、同じような計算で、CがAに2点支払い、Bは何もなしです(Cからもらった1点がそのままAにいったことになる。)

次にスクープです。

最終的にAはBとDに対して3段全勝した場合、DとBはAに追加で3点支払います。

また、BはDとに対して3段全勝した場合、DはBにも追加で3点支払います。

最後にロイヤリティの計算です。

4名それぞれのロイヤリティを計算し、それぞれ相殺して点数を支払います。

本来、勝敗、スクープ、ロイヤリティの全てを相殺して最終的な点数計算を行えばいいのですが、計算が複雑なので、

1.ボトムの勝敗
2.ミドルの勝敗
3.トップの勝敗
4.スクープの有無
5.ロイヤリティ計算

の順で点数(チップ)のやりとりを行なったほうがわかりやすいです。

ちなみに、チャイニーズポーカーで獲得できる最大の点数は

  • 全勝ち(3点)
  • スクープ(3点)
  • トップ:9の3カード(17点)
  • ミドル:ロイヤルストレートフラッシュ(50点)
  • ボトム:ロイヤルストレートフラッシュ(25点)

計98点となります。
※ロイヤルでAを2枚使っているので、トップにAの3カードは作れません。

オープンフェイス・チャイニーズポーカー

ベースはチャイニーズポーカーと同じですが、カードの配られ方とゲームの進行方法が違います。

まずテキサスホールデムのようにボタンを決めます。

そしてボタンの左隣(UTG)から時計回りに1枚ずつ、1人に対して計5枚カードを配ります。

各プレイヤーは配られた5枚のカードを自由にボトム、ミドル、トップに表を向けて配置します。
ボトムは無し、ミドルに3枚、トップに2枚、なども可能です。

例えばこんな感じ

トップ:2s
ミドル:6h
ボトム:AdQd5d

これは、ボトムでフラッシュを狙った配置ですね。同一スートが3枚あれば、ボトムでフラッシュを狙うのはセオリーの1つです。

トップ:3s
ミドル:7c8d
ボトム:JdJs

これは初手の5枚でペアができたのでボトムに配置し、できればクワッドやフルハウスを狙い、ミドルはできればストレートに持って行きたい配置です。

このような初手の配置をUTGから順にBTNまで行います。自分の順番がくるまでは、カードは他のプレイヤーに見えないようにします。

UTGは、他のプレイヤーにいったいどんなカードが配られているのかわからないので不利ですよね。

逆にBTNは、スペードが既にたくさん出てるからスペードのフラッシュは狙わない、や、Kがもう2枚出てるので自分が引く可能性は低いのでボトムに置かない、などの判断が可能です。

全員が5枚の配置を終えたら、UTGから順にカードを1枚ずつ配り、6枚目を表向きに配置します。

全員6枚目を配置し終えたら次にまたUTGから7枚目を配置、という風に1枚ずつ表を向けて埋めていきます。これを13枚目まで続けます。

4人でプレイしていれば、きっちり52枚のデッキを全て使い切ります。

最後の13枚目ともなると、他の48枚は既にオープンしているわけですから、ラスト4枚はいったいなんなのかわかることになります。

オーソドックスなチャイポとの違い

  • 5枚の段階でどんな役を目指すのか方針を決めなければならない
  • 全プレイヤーのカードが見れるのでアウツ計算が可能
  • ポジションによる情報格差が産まれる
  • バーストがあり得る

※バーストとは、ボトムが最も強く、トップが最も弱いというルールに違反してしまうこと。

オーソドックスなチャイポと違い、6枚目以降に配られるカードによっては、ストフラができたのに!といったことや、ボトムでフラッシュを作るつもりが、完成せずにバースト、という事態が発生します。

特に後半は、ハートが残り何枚残っているか、という計算がポジションが良いほうがより精度高く可能なため、ポジションは非常に大事です。

ファンタジーランド

オープンフェイスチャイニーズポーカーの特殊ルールで、トップにQのワンペア以上の役を作ると、次回のゲームは一人だけ最初に13枚配られて、ノーマルのチャイニーズポーカーのようにカードを配置することが可能となります。

1枚ずつ配られるよりも、13枚一気にもらったほうが、より最適な配置が可能なため、かなり有利です。

ファンタジーランドになったプレイヤーは、他のプレイヤーにわからないように伏せて13枚を配置し、最後に公開します。

ファンタジーランドが発生すると、ボタンは移動しません。

また、ファンタジーランドによって、ボトムでクワッド以上、ミドルでフルハウス以上、トップで3カード以上を作ると、ファンタジーランドは継続します。

つまり運がよければ永遠に一人だけファンタジーランドも可能ですが、非常に難しい条件です。

パイナップル・オープンフェイス・チャイニーズポーカー

このゲームは最大3名までしか参加できません。

基本的にゲーム進行はオープンフェイスチャイニーズポーカーと同じでが、違いは、6枚目以降配られるカードが1枚ずつではなく、3枚配られて2枚使い、1枚捨てる、という流れで配置していきます。

配られる際3枚のカードは伏せられており、2枚を表に向けて使い、捨てる1枚は他のプレイヤーに見せずに捨てます。

オープンフェイスチャイニーズポーカーと違い、3枚一気に配られるため、作れる役が大きくなる傾向があります。

その他のルール

トーナメント

チャイポトーナメントは、例えば1万ドル持ちでスタートする場合、1点のレートがあがっていきます。

1ラウンド:1点=50ドル
2ラウンド:1点=100ドル
3ラウンド:1点=200ドル

4ゲームでラウンドアップ、のように、ゲーム回数でラウンドはあがっていきます。

また、トーナメントの場合、ファンタジーランドは無い場合があります。

ジョーカー

ファミリーゲームの場合、ジョーカーを入れるとよりスリリングになります。

ロイヤルの上の5カードがロイヤリティとして発生することになります。

5カードのロイヤリティはロイヤルの2倍の、ボトムで50点、ミドルだと100点となります。

ロイヤリティを変える

ボトムでのストフラを25点、ロイヤル50点、5カード100点といったロイヤリティにすると、より高額な点数が動くことになり、ゲームがスリリングになります。

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